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2015年9月27日

幼児期の補助用具・歯みがき剤・フッ化物などの使い方

 歯と歯のすき間の部分(歯間部)は、歯ブラシだけでは完全にきれいにすることはできません。そこで、この歯間部をきれいにする別の方法として、デンタルフロスを使うと良いでしょう。
 
 デンタルフロスは歯間部を清掃するための専用の糸です。この糸がホルダーについているタイプがお子様には使いやすいと思います。ホルダーの形状がお子様のお口に合った、乳歯用のデンタルフロスもあります。

 フロスを歯間部に挿入するときは、押し込むのではなく、横に滑らせるようにして挿入します。歯間部に入れたら、フロスを両側の歯面に交互にそわせてかきあげ、歯間部を清掃します。歯間部に挿入しやすいようにワックスがついているものもありますが、乳歯ではどちらでも効果は変わりません。

 デンタルフロスを効果的に使うには、乳歯では歯間部がつまっている臼歯部を中心に使うのが良いと思います。前歯の場合は歯間部がすいていることが多く、その場合には歯ブラシで歯間部をきれいにすることができるからです。もちろん、前歯でも歯間部がつまっている場合には、フロスを使ってきれいにしてあげてください。

 歯みがき剤を使うにあたっては、現在色々な製品がでていますが、乳歯に使う場合には香料の刺激が少なく、フッ素の入った歯みがき剤を使いましょう。また、1回に使用する量は少なめが良いでしょう。ブラシの先にちょっとつける程度がよいと思います。あまり多く使いすぎると子どもの口がすぐに泡でいっぱいになってしまい、十分にブラッシングをしないうちにうがいをしなければならなくなるからです。ジェルタイプで泡立たないものはこのことは気にしなくても良いです。

 フッ素は、むし歯予防には大変有効な手段です。歯科医院でのフッ素塗布は、むし歯予防の観点からとても有効ですのでおすすめです。この場合、定期的にフッ素塗布を受けるのが効果を高めます。また、歯科医院では、フッ素のうがい薬を処方してもらうことができ、これは通常3歳以上でうがいのできる子どもには効果があります。

 家庭でフッ素を利用する方法は、このフッ素のうがい薬でのうがいや、先ほど述べたフッ素入りの歯みがき剤を使う方法とがあります。

幼児期の効果的なブラッシングの方法

 むし歯の予防をするためのブラッシングの基本は、「歯垢(しこう)」や「プラーク」と呼ばれる歯の表面についた汚れをきれいにすることです。
ただ、歯ブラシで歯をこすればよいというわけではなく、プラークのたまりやすい場所(下図)を集中的にきれいにすることで、ブラッシングが効果的に行われ、時間も短くてすむようになります。プラークは歯と歯肉(歯ぐき)の境目や歯と歯のすき間の部分に特に多くたまります。

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プラークのたまりやすい場所

 そこで、上記の場所にたまったプラークをきれいにしてあげることが、効果的なブラッシングといえます。方法は、バス法かスクラブ法といわれる方法が良いと思います。この2種類のブラッシング方法は、歯にあてる歯ブラシの角度が異なります。

EPSON001 (2).JPG

 歯みがきを短時間に終えるためには、子どもを横に寝かせて、保護者が子どもの頭の上からのぞき込むようにしてブラッシングをするのが良いと思います。このとき、保護者は指で子どもの唇を持ち上げ、奥歯までよく見えるようにして、歯のどの部分に歯ブラシが当たっているかを確認しながら行います。
 また、歯ブラシの選択も重要です。短い時間で終わり、奥歯までちゃんと届くように、ブラシの毛が硬すぎず、長さがやや長めのものが良いでしょう。植毛部の長さは歯2本分くらいの幅で、柄の部分は持ちやすいやや広めのものが良いと思います。

 歯ブラシはしっかり当てて、毛先が当てた部分から動かない程度の往復運動で、20回程度動かして下さい。歯ぐきを傷つけないように、力は入れすぎないようにしましょう。

 歯ブラシの交換は、歯ブラシの毛先を正面から見て横に毛先がカーブしていたら行ってください。通常の使用では、1ヶ月に1本くらいです。

 幼児の歯をきれいに保つのは、保護者の役目です。この時期は、子どもが自分で歯みがきをしても、自分の歯を十分きれいにすることはできません。幼児期は、自分でみがくことによって、自分で自分の歯をきれいにするという気持ちを育てる時期だと理解しておいてください。実質的なプラーク除去は、「仕上げみがき」として保護者がすべき時期なのです。


参考)歯と口の健康百科

歯みがきについて


幼児期(6歳くらいまで)の効果的なブラッシングの方法
幼児期の補助用具・歯磨き剤・フッ化物などの使い方


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